【屋根塗装は何年もつ?】場所によって劣化が進みやすいことも

別府市を中心に外壁塗装・屋根塗装を承っております、第一塗装です。

屋根は建物の上部にあることから、紫外線による影響を外壁より受けやすいです。
屋根塗装を検討していても、何年もつのか、気になる方は多いかもしれません。
また、外壁塗装とあわせて実施する場合は、次回の塗装とタイミングを同じにしたいところです。

今回は屋根塗装が塗装後何年もつのか、加えて劣化の進みやすい条件についてご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ 塗料の耐久年数

屋根塗装が何年もつかは、塗料の耐久年数が目安になります。
ひと昔前はアクリル塗料やウレタン塗料なども使用されていましたが、耐久年数が短く、使用されることが少なくなったため、こちらの記事では割愛いたします。

・シリコン塗料

約10年ほどです。
手ごろな価格で耐久性も高く、外壁塗装でも人気の高い塗料です。
外壁塗装では、約7~8割のご家庭がシリコン塗料を選んでおり、耐汚染性で汚れがつきにくいのも魅力。
シリコンの含有率が高いと耐久性も高くなりますが、低いものは注意が必要です。

・ラジカル制御型塗料

約10~15年ほどです。
他サイトでは、ラジカルについての誤った解説が多いので、少し長いですが詳しく説明したいと思います。
原子・分子にある電子は2つずつ対になっていますが、熱や光などの強いエネルギーが加わると、電子の移動・結合が切れて、不対電子をもつ原子・分子ができます。これがラジカルです。
塗料に含まれている酸化チタンが紫外線による影響を受けると、結合が破壊されて、ラジカルが発生。ラジカルは不安定なので非ラジカル種の電子を奪って安定化し、その後また新しいラジカルができます。
この働きによって、塗料の耐久性が落ちるとされてきました。

画像のように指に粉がつくのは、ラジカルによる影響です。

ラジカル制御型塗料は、ラジカルの発生を抑えるために、酸化チタンに改良を加え、光安定剤を加えたものです。
現在は価格も低くなっており、シリコン塗料についで人気のある塗料となっています。

・遮熱塗料

約12~15年ほどです。
日光に含まれる赤外線を反射し、室内温度の上昇を抑えるため、日光の当たりやすい屋根は効果を得られやすいです。
熱で伸びやすく熱の伝導率が高い金属屋根と相性が良く、一般のお家以外に工場や倉庫などでも使用されています。
施工すると夏場はエアコンの使用率を抑えられるので、節約にも役立てます。

・フッ素塗料

約15~20年ほどです。
フッ素樹脂の含まれた塗料で、強い耐久性があります。
フライパンでも油なしで調理できる・汚れがつかないものは、表面にフッ素樹脂が加工されています。
価格は高いですが、それに見合った耐久性があるので、こちらを選ばれる方も多いです。

・無機塗料

約15~20年ほどです。
塗料は有機物のため、時間がたつと劣化が進みます。その塗料にケイ素やセラミックといった無機物を加えることで、耐久性を高めたのが、無機塗料です。
ほかの塗料に比べると高価なため、なかなか実施するご家庭も少なく、施工できる職人も限られます。

■ 場所にもよっては劣化が早まる

屋根は場所によって傷みの進みが異なります。ものによっては高耐久の塗料を選んだほうがいいでしょう。

・日当たりが良い

日当たりの良い側の屋根は、紫外線の影響を受けやすいです。
紫外線は表面を乾燥させて硬化させるので、屋根材がもろくなり、割れやひび割れが起きるでしょう。
とくに南側・西側の屋根で劣化が進みやすいといえます。

・日当たりが悪い

日当たりが悪くても、逆にジメジメとして屋根が傷みます。
建物の影に入る下屋根や、北側の屋根は日が当たりづらく、含水した状態がつづくとコケ・カビ・藻が発生。
放っておくと、屋根内部まで傷みが進みます。

・近くに水辺、森林がある

近くに水辺や森林、山があると、コケ・カビ・藻が生えやすいです。
コケ・カビ・藻は表面のざらざらした屋根材だと生えやすい傾向があり、無塗装の瓦や塗装の剥げたスレートなどで見られるでしょう。
金属屋根だとあまり見られません。

■ 大分県での屋根塗装・外壁塗装は「第一塗装」へ!

★ Before → After

第一塗装は、大分県内その他近隣県にて、屋根塗装・外壁塗装を承っております。

屋根はダメージを受けやすいにもかかわらず、普段目にすることがないため、劣化が見逃されやすいです。
気がつくと早期に雨漏りが起きる可能性もあるため、屋根塗装は非常におすすめです。
また、外壁塗装をいっしょに実施すると、足場代の節約になります。

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■ まとめ

屋根塗装が何年もつかは、塗料の耐久性や屋根の場所によるため、一概に正確な数字を出すことはできません。
外壁よりも屋根のほうが先に耐久年数が切れる場合もあるため、屋根をフッ素塗料、外壁をラジカル制御型塗料にするなどの使い分けも有効です。
長くもたせたい場合は、地元の気候などに詳しい塗装屋さんに相談してみましょう。


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